北野農園 葡萄プロジェクト
kitanobudogarden 大阪泉州・水なす発祥の地 貝塚市で育てる、ぶどうづくりの記録
2021年、北野農園は新しい挑戦をはじめました。
水なす発祥の地・貝塚市で、ぶどうを育てる──
それが「kitanobudogarden(北野農園 葡萄プロジェクト)」です。
平坦な土地が広がる泉州の農業に、果樹という選択肢はこれまでほとんどありませんでした。 私たちにとっても、ぶどうづくりは初めての経験です。それでも、この地で果樹を選ぶという 勇気のいる一歩を踏み出しました。今年は、ハウスで育てた分にくわえて、新たに路地(露地)で 育てた分も収穫の時期を迎えます。kitanobudogarden は、まだ始まったばかり。 一房ずつ、私たちの手で育て、創造しているプロジェクトです。
大阪泉州のぶどう、今年の出荷スケジュール
ハウス栽培分
いちばん早い収穫。
庭先直売所にて順次お出しします。
路地(露地)栽培分
今年から本格スタート。
お盆のころから少しずつ出はじめます。
北野農園 庭先直売所
※天候や生育状況により時期が前後することがあります
大阪泉州のぶどう、品種の紹介
kitanobudogarden では、ハウスと露地(路地)で個性ゆたかな品種を育てています。 どれも皮ごと食べられて種がなく、それぞれに違った甘さと香りを持つぶどうたちです。
ナガノパープルNagano Purple
「巨峰」と「リザマート」から生まれた、皮ごと食べられる大粒の黒ぶどう。 酸味がほとんどなく、口いっぱいに濃厚な甘みが広がります。皮が薄く栽培が難しい 希少品種で、ひと粒ずつ丁寧に育てています。
雄宝Yuho
「天山」と「シャインマスカット」を交配した、ひと粒が卵サイズにもなる極大粒品種。 透けるような黄金色の果房はまさに王者の風格。果汁がたっぷりで、一粒で大満足の リッチな味わいです。
ジュエルマスカットJewel Muscat
宝石のように美しい淡い緑色から名づけられた品種。シャインマスカットの子にあたり、 皮がとても薄くパリッとした歯切れのよさが身上。甘さに微かな酸味が寄り添う、 洗練された大人の味わいです。
コトピーKotopy
「甲斐乙女」と「シャインマスカット」から生まれた、鮮やかな紅色の赤ぶどう。 パリッとした薄皮の中はやわらかくジューシー。香りはひかえめで、すっきりとした 甘さが楽しめます。
クイーンセブンQueen Seven
「シャインマスカット」と「マニキュアフィンガー」を交配した、糖度25度にも届く 早生の赤ぶどう。"世界一甘い"とも称される、皮ごと食べられる品種の中でもトップクラス の甘さ。さくらんぼのような食感です。
シークレット葡萄Coming Soon
実はもう一品種、露地で育てているぶどうがあります。品種名はただいま確認中。 どんなぶどうかは、お披露目のときまでのお楽しみに。kitanobudogarden からの ちいさなサプライズです。
私たちが大阪泉州のぶどうを育てる理由
北野農園は、泉州水なすを大切に育ててきた農園です。私たちはいま、水なすで 「ぬか漬け」「生で食べるサラダ」、そして「フルーツ」という三つの領域を目指しています。
けれど──水なすでフルーツの領域を目指すうえで、私たちはひとつの壁に気づきました。 そもそも自分たちは、フルーツを作ったことがなかったのです。
フルーツとはどういう性質を持つものなのか。野菜である水なすと、果実であるぶどうは どう違うのか。それを誰かの言葉ではなく、自分たちの手で育て、自分たちの目で確かめたい。 北野農園 葡萄プロジェクト ── kitanobudogarden は、そんな思いからはじまった 研究栽培の場でもあります。
野菜とフルーツ、その違いと共通点
実際に育ててみてわかったのは、野菜である水なすと、果物であるぶどうは 「まったく違う」ということ。けれどその違いのなかに、確かな共通点も見つけました。
🍆 野菜 ── 泉州水なす
畑の野菜として育て、漬物にも生にも向くみずみずしさを持つ。日々の食卓に寄り添う存在。
🍇 果実 ── ぶどう
果樹として一年をかけて実らせ、糖をのせ、香りを育てる。「甘さ」と「香り」が主役。
実は4月・5月ごろの泉州水なすは、
すでにフルーツの領域に到達しています。
── 甘くて、おいしくて、みずみずしい ──
ただ、それを一年を通して維持するには、まだまだ研究が必要です。 ぶどうづくりで得た学びが、その深掘りを支えてくれると信じています。
3つの領域が重なり合う場所
私たちが水なすで目指すのは、「漬物」「生で食べるサラダ」、 そして「フルーツ」── この3つが重なり合う場所です。 なかでもフルーツの領域は、まだ完全には確立されていない、 未開拓のフロンティア。だからこそ、円を点線で描いています。
サラダ
水なす
目指すのは、究極の水なす。
そのための、ぶどうづくり。
── 北野農園 葡萄プロジェクト / kitanobudogarden ──
kitanobudogardenが目指すもの
kitanobudogarden には、ふたつの願いがあります。
ひとつは、おいしいぶどうを地元の方や北野農園のファンの方に 食べていただくこと。地元・貝塚で育った地のぶどうを、地元の食卓へ。
もうひとつは、ぶどうづくりを通して水なすの深掘りにつなげること。 果実と向き合う日々が、私たちの水なすをもっとおいしくしてくれます。
この夏、大阪泉州のぶどうをぜひ。
2021年にはじまった小さな挑戦が、今年いよいよハウスと路地の両方で実りを迎えます。 甘さも、香りも、まだ研究の途中です。それでも、自分たちの手で育て、創造してきた kitanobudogarden のぶどうを、ぜひ味わっていただけたら嬉しく思います。
