北野農園が大切にしていること
大阪府貝塚市 ── 種取りから出荷まで、すべてを自分たちの手で
北野農園が何よりも大切にしていること。
それは、泉州水なすのすべてに、自分たちの手で関わり続けるということです。
種を取り、苗を育て、土をつくり、毎日向き合い、収穫したその日に漬けて届ける。
室町時代から続くこの土地の水なすを、次の世代へつないでいくために──
私たちは一つひとつの工程を、決して人任せにしません。
私たちの宝 ── 泉州水なすを、宝物のように大切にしています
すべてはこの種から始まります
北野農園の水なすづくりは、前年の種取りから始まります。実が完熟して茶色くなるまでじっくりと待ち、来年のための種を自分たちの手で一つひとつ丁寧に選別。この小さな種の中に、泉州水なすの何百年もの歴史が詰まっています。
約5,000本の苗を、自分たちの手で
種まきから約3か月。気が遠くなるような接ぎ木作業を経て、ようやく一本の苗が出来上がります。北野農園では年間約5,000本の苗を時期ごとに作り分けており、この繊細な作業がその年の水なすの出来を大きく左右します。
左:接ぎ木が完了した苗 / 中央:ハウスで育つ苗 / 右:一本一本丁寧に接ぎ木
泉州の土と、自家製堆肥へのこだわり
泉州地域は全国的にも珍しい、水なすの栽培に適した土壌を持っています。北野農園ではこの恵まれた土壌をさらに活かすため、前年に自ら育てた稲のわらを堆肥にして土に還しています。化学肥料だけに頼らない、微生物が健やかに育つ土づくりが、果物のように瑞々しい水なすを育てます。
寒い時期から、毎日毎日丁寧に
北野農園のハウスでは、まだ寒さの残る早春から水なすの栽培が始まります。温度管理、水やり、整枝、受粉の確認── 毎日欠かさず一株一株に向き合い、丁寧に育てています。そして旬を迎えた水なすは、早朝から収穫し、その日のうちに出荷。鮮度が命の水なすだからこそ、このスピード感を大切にしています。
早朝収穫 → 当日加工 → 即日出荷。この鮮度へのこだわりが美味しさの決め手です
北野農園のぬか漬けが選ばれる理由
北野農園の一番人気はぬか漬け。お米マイスターが厳選した新鮮な国産ぬかを使い、早朝収穫した水なすをその日のうちに一つひとつ丁寧に漬け込みます。ぬか漬け・丸漬(酸味)・丸漬(塩味)の3種類をご用意しており、ギフトとしてもたくさんのお客様にお選びいただいています。
ぬか漬け(定番人気の味わい) / 丸漬(酸味)(すこし酸味のあるさっぱり漬物) / 丸漬(塩味)(上品であっさり漬物)
単品からギフトセットまで、お好みに合わせてお選びいただけます。
地域で唯一 ── 伝統品種「貝塚澤なす」の継承
泉州水なすの原種とされる「貝塚澤なす」。室町時代から大阪府貝塚市で栽培されてきたこの伝統品種を、北野農園は地域で唯一、栽培・出荷しています。2023年には大阪府の「なにわ伝統野菜」に正式認証。北野農園では泉州黄玉ねぎ(貝塚早生)など、他の伝統品種の栽培にも取り組んでいます。
水を守り、水に守られて
「水なす」の名のとおり、栽培には豊かな水が欠かせません。北野農園は地域の水源を自分たちの手で守り、次の世代へと引き継いでいます。私たちの地域には水の神様が祀られ、その恵みに感謝しながら日々の農業に取り組んでいます。
認められた品質と、伝える活動
北野農園は美味しい水なすを育てるだけでなく、泉州水なすの魅力と歴史を伝える活動にも力を注いでいます。テレビ・雑誌・新聞などメディアでのご紹介は計100回以上。2025年の大阪万博では50回以上登壇し、世界に向けて泉州水なすの魅力を発信しました。
地域に根ざし、全国のお客様へ
18年目を迎える夜の直売所「ベジナイト」は地域のお客様に愛される場所に。地元貝塚市長への表敬訪問や、ゆうびん小包としての採用など、地域全体で泉州水なすを盛り上げています。また、大阪の名だたる料理店にも食材として採用いただき、全国のお客様からもたくさんのご注文を頂戴しています。
最初の種から、最後の一株まで
シーズンが終わる頃、北野農園では最後の一株まできちんと向き合い、感謝の気持ちをもって片付けを行います。そしてまた、来年のための種を取り、堆肥を仕込み、新しい季節への準備が始まります。この終わりのない循環こそが、北野農園の泉州水なすづくりです。
